介護職で転職を繰り返すことは当たり前?
「介護職でまた転職…もう何回目だろう」「短期間で辞めたら、次は採用されないかも…」そんな不安を感じていませんか?
私はこれまでに介護職で4回転職してきました。
「また転職して大丈夫かな…」「面接でどう思われるだろう…」と、不安に思うことも正直たくさんありました!
私のプロフィール、みてもらえたらと思います。

でも今は、その経験が大きな強みになっていると感じています。
ケアマネジャーとして働くようになってから、特養、老健、有料、デイサービスなどさまざまな施設での経験が、ご利用者やご家族に施設の特徴をわかりやすく説明する時に、とても役立っています。
転職回数が多いからこそ見えてきた現場のリアルや人間関係、働きやすさの違い。
それを活かせるようになってからは、「転職してよかった」と心から思えるようになりました。
転職を繰り返すことは、決してマイナスではありません。
むしろ、自分の引き出しを増やすチャンスだったんだなと今は感じています!
この記事では、転職回数が多くても大丈夫な理由や、転職を成功させるポイント、さらにはエージェントの上手な使い方まで、経験者の視点でリアルに解説していきます。
転職回数が多くても大丈夫な理由
介護業界は慢性的な人手不足のため、転職回数が多いという理由だけで不採用になることは、実際ほとんどありません。
私自身がその一人です。
採用担当者が重視するのは、「なぜ辞めたのか」「今後どんな職場を求めているのか」といった理由や姿勢の部分。
履歴書の“回数”よりも、あなたがどんな思いで転職をしてきたのかに注目しています。
私も過去に転職したときは、20代の未熟だった頃の履歴書が、正直かなりメチャクチャでした。
志望動機も今思えばひどかった…それでも、人手不足の現場では採用されたんです。
本当に、「受かるんです」(笑)。
介護職の特性と転職の関係
介護の仕事は対人関係が中心で、施設ごとに雰囲気が大きく異なります。そのため、「合う・合わない」が出やすく、転職が珍しくない業界です。特に小規模事業所やグループホームなどは人間関係の影響が大きく、転職の決断も早まりやすい傾向にあります。

昔からのしきたりや慣習が根強く残っている職場って、実は少なくありません。
私が以前働いていた施設もそうで、新しく入ってきた人がなじむ前に辞めてしまうことがよくありました。
「このやり方じゃないとダメ」と言われたり、ベテラン職員の空気感が強かったり…。
新人が定着しづらいのも無理はないなと思いました。
多い転職経験がもたらすメリット
複数の施設で働いた経験は、幅広いケア方法や人との接し方、法人ごとの様々な価値観を学べる貴重な財産です。採用面接でも「さまざまな現場を経験してきた柔軟性」としてアピールできます。様々な人と関わってきているからこその柔軟な対応が生きてきます!
短期離職の理由とその対策
介護職における短期離職の実態
「人間関係が合わない」などの人間関係の理由で、入職から3か月以内に辞める人も多くいます。短期離職は珍しくありませんが、繰り返すと履歴書上の印象は悪くなりがちです。職場環境が悪すぎてあなたが悪くない場合もたくさんありますが、短期離職の場合は良くない印象を与えてしまうこともあります。
転職理由の整理と自己分析
職を考えるときは、まず「なぜ辞めたいのか」「どんな職場環境が自分に合っているのか」を整理することが大切です。
自己分析をすることで、次の転職でのミスマッチを防ぐことができます。
ただ、自己分析って意外と難しいですよね…。
そんなときこそ、転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
プロの視点からアドバイスをもらうことで、自分でも気づいていなかった強みや希望が見えてくることもありますよ。
この下に、転職サイトの紹介を載せておくので、気になる方はチェックしてみてください!ラインで完結するのでおすすめです。
退職代行を利用された企業は紹介しない転職支援サービス介護職の転職を成功させるポイント
職場環境の見極め方
面接時に職場見学をお願いしたり、実際に働いているスタッフの様子を観察することで、内部の雰囲気をつかめます。また、口コミサイトやSNSの情報も活用しましょう。また最近では単発バイトもあるので一度働いてみてから判断するもの良いかもしれません
アピールできるスキルと経験
たとえ転職回数が多くても、現場で培った介護技術やコミュニケーション力、認知症ケアの経験などは大きな武器になります。自分の強みを言語化しておくことが大切です。
効果的な志望動機の作成法
過去の転職経験を正直に伝えたうえで、「自分にはこういう環境が合うとわかった」「これまでの経験を活かして貢献したい」と前向きに表現するのがポイントです。ここは、エージェントと相談しながら言語化のお手伝いをしてもらいましょう!
退職代行を利用された企業は紹介しない転職支援サービス転職活動で知っておきたいこと
人気の介護施設とその特徴
特別養護老人ホーム、デイサービス、小規模多機能など、介護施設にはさまざまな種類があります。
それぞれに求められる役割や働き方のスタイルが異なるため、自分のライフスタイルやキャリアの方向性に合った職場を選ぶことが大切です。
最近では、YouTubeやInstagramなどSNSで施設の様子を発信している事業所も増えています。
働くスタッフの様子やレクリエーションの様子などが見えることで、職場の雰囲気や透明性を知る手がかりにもなります。
また、動画の編集やシナリオ構成など、介護以外のクリエイティブな業務に携われるケースもあり、そうした施設を選ぶことで、自分の得意分野や興味を活かす働き方ができるかもしれません。
求人の選び方と条件
求人の選び方と条件
求人を選ぶ際には、給与や勤務時間、人員配置、離職率、研修制度など、さまざまな条件をしっかり確認しておくことが大切です。
中でも意外と見落とされがちなのが、残業の扱いです。
私がこれまで働いてきた職場の中には、
・そもそも残業代がつかない施設
・5時間までしか残業が申請できない職場
など、独自の“マイルール”が存在していました。
今思えば、かなりおかしな話ですよね。
だからこそ、面接の場では遠慮せず、細かい部分までしっかり確認することが重要です。
疑問点は率直に聞いておくことで、入職後のミスマッチや後悔を防ぐことができます。給与や勤務時間、人員配置や離職率、研修制度なども確認すべきポイントです。また残業はきちんと就くのかを確認すべき項目です。私が働いていた職場では、残業がつかない施設、5時間までしか付けられない施設など様々なマイルールがありました。今考えれば、おかしな話です。
面接の際にしっかり話を聞きましょう。
面接においての質問例

面接って場数をこなさないといけないと思うかもしれませんが、会社と自分とのマッチングの場なので、構えすぎずに進めましょう。
面接の場では、給与や勤務時間だけでなく、残業の扱いや研修体制、人間関係など細かい部分まで質問することがとても大切です。
実際に働き始めてから「聞いておけばよかった…」と後悔するケースも少なくありません。
だからこそ、気になる点は遠慮せず事前にしっかり確認しておきましょう。
さらに、応募者が細かい質問をすることで、会社側にも“見られている意識”が生まれ、法令遵守や働きやすさへの意識が高まるという効果もあります。
面接は、企業があなたを見る場であると同時に、あなたが職場を見極める機会でもあるのです。
〈勤務時間・残業・シフト関連〉
- シフトはどのように決まりますか?希望休は通りやすいですか?
- 月の平均残業時間はどのくらいですか?
- 残業代はどのように計算されますか?(1分単位?切り捨て?)
- 研修時間は残業代や勤務時間内になりますか?
〈職場の人間関係・雰囲気〉
- 職員同士のコミュニケーションや雰囲気はどんな感じですか?
- 新人職員へのフォロー体制はどうなっていますか?
- 離職率はどのくらいですか?
〈教育・スキルアップ〉
- 入職後の研修やOJT制度はありますか?
- スキルアップのための外部研修や資格取得支援はありますか?
- 研修は勤務日としてカウントされますか?
〈業務内容・役割〉
- 1日の業務の流れを教えていただけますか?
- 介護記録は紙ですか?電子ですか?
- 利用者さん1人あたりの職員配置(人員体制)はどのようになっていますか?
〈ハラスメント・トラブル対応〉
- ハラスメント対策や相談窓口はありますか?
- 職員間でトラブルが起きた場合、どのように対応されていますか?
このような質問例がありますが、転職エージェントを活用することで不安が解消され、自分がどんなことが嫌だったのかを気づかせてくれる場合もあるので転職エージェントに聞くこともおすすめです。
退職代行を利用された企業は紹介しない転職支援サービス
伝え方のコツとして、「不安だから聞いている」というよりも
「長く働きたいからこそ、事前に知っておきたいです」
という前向きな姿勢で聞くと、印象がグッと良くなりますよ!
介護職におけるキャリアアップの道
資格を取得するメリット
介護福祉士やケアマネージャーなどの資格を取得することで、業務の幅が広がり、給与アップや昇進のチャンスが増えるなど、さまざまなメリットがあります。
実際、私自身も介護福祉士・社会福祉士・介護支援専門員の資格を取得しており、仕事の現場で何度も助けられてきました。
資格があることで、
- 給与が安定する
- 専門性をもって業務に取り組める
- 仕事に対する理念や軸がブレにくくなる
といった、目に見える効果だけでなく、心の支えにもなります。
将来のビジョンを描こう
「将来、自分がどうなりたいのか」を明確にすることは、転職活動においてとても大切です。
そしてそのビジョンは、今の自分の肩書きや資格だけで制限しないでほしいと思います。
私自身がそうだったから。
たとえば――
「介護福祉士しか持っていないから、現場職員でいいや」
「役職を経験したことがないから、平社員が無難だろう」
そんなふうに、自分で可能性にフタをしてしまうのはもったいないです。
**「役職付きの求人にチャレンジしたい」**と思うなら、ぜひ目指してみてください。
書類でのアピール方法や、面接での伝え方次第で、印象は大きく変わります。
人生は一度きり。
チャレンジして落ちたっていいじゃないですか!
大事なのは、そこから何を学び、どう次につなげるかです。
転職のデメリットとその乗り越え方
転職による不安とその解消法
「また失敗したらどうしよう」「馴染めるか不安」という気持ちは自然なものです。そんな時は転職の目的や理想の働き方を再確認して、自分の軸を整えましょう。
仕事のミスマッチを防ぐためのチェック
面接時に業務内容をしっかり確認する、求人票に書かれていない情報も積極的に質問することで、入職後のギャップを減らせます。
職場の文化に適応するコツ
職場によって「当たり前」は違います。まずは受け入れる姿勢を持ち、少しずつ自分のスタイルを調整していくことが大切です。
転職先選びのための情報収集法
エージェントを活用した方法
介護職に特化した転職エージェントは、非公開求人の紹介や職場内部の情報提供、面接対策までサポートしてくれます。無料で利用できるので、まずは相談してみるのがおすすめです。
退職代行を利用された企業は紹介しない転職支援サービス自分に合った施設の見極め
転職先を選ぶ際には、職場の雰囲気や勤務体制、通勤距離、スタッフの年齢層など、
自分の希望条件をあらかじめ明確にしておくことが大切です。
これによって、実際に働いてからの「こんなはずじゃなかった…」というミスマッチを防ぐことができます。
最近では、YouTubeやInstagramなどのSNSで施設内の雰囲気を発信している法人も増えています。
求人の掲載がなくても、直接施設に問い合わせて現状を聞いてみるのもおすすめです。
また、単発バイトを活用して実際に現場を体験してみるのも、非常に有効な手段です。
実際に働いてみることで、
- 職場の人間関係
- 業務の流れ
- 雰囲気や負担感
など、求人情報だけでは分からないリアルな部分を知ることができます。
安心できる職場を探すために
施設見学の際は、ただ建物を見るだけでなく、清掃の行き届き具合や職員の表情、利用者との関わり方などをしっかり観察しましょう。
こうした“日常の空気感”は、求人情報やパンフレットだけでは分からない、リアルな職場の雰囲気を知るための大事なヒントになります。
また、転職エージェントを通じて、施設の内部事情や職員の評判を事前にチェックするのも有効です。
自分では聞きづらい情報を、第三者の立場で教えてくれるのは大きなメリット。
ちなみに、見学時に「全く職員がいない」という施設もあります。
一見すると不安に思うかもしれませんが、業務が多忙すぎてフロアに職員が出られない状況も考えられます。
そうした場合は、「今ちょうど食事介助の時間ですか?」「普段はどのくらいの体制ですか?」と、自然に質問してみると安心です。
まとめ
介護職における転職は、決してネガティブなことではありません。むしろ、自分に合った環境を求めて行動できるのは強みです。
大切なのは、「なぜ転職したいのか」「自分にはどんな職場が合うのか」を整理し、次の職場選びに活かすこと。転職回数が多いからこそ得られる経験もたくさんあります。
とはいえ、一人での転職活動には限界があります。そんな時こそ、介護職に特化した転職エージェントの力を借りることで、理想の職場に一歩近づけるはずです!頑張ってください!
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